:::English Ninja:::フィリピンに英会話留学する前に

「フィリピンに英会話留学する前に」は、とにかく少ない予算で、フィリピンの英会話学校で勉強をしたいという人向けに、留学前に知っていたら有益だと思うことをまとめたブログです。

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2011年1月29日付のブログ「フィリピンの学業許可証の取得者数が急増している理由」では、韓国人が経営する英語学校が、留学中の学生が取得するべきStudent Study Permit (SSP、学業許可証)の申請を急いでいる話題を取り上げました。

Iquirerの記事によると、Baguioバギオ)で開催された市の公聴会では、その韓国人が経営する英会話学校の開校が、一定期間、凍結する意見が支持されたそうです。凍結に並行して、既存の英会話学校115校の実態調査を行い、学校の新たな運営基準の確立を優先されることも確認されたようです。

Iquirer
South Koreans back plan to freeze opening of English schools  

一方、実態調査の対象となるKorean Schools Associationの会長であり、英会話学校HELP Learning Instituteを運営するHusky Ryu氏は、市の公聴会で、英会話学校運営に関する国の基準の厳しさを指摘しています。

I have [operated a school] for 15 years and [based on my] experience, [complying with government requirements] is quite hard.


学校を新設してから、市の開業許可や、Technical Education and Skills Development Authority (Tesda)からの認可を得るまでに時間がかかり過ぎるので、新設の英会話学校は開校出来ないまま家賃を払い続け、倒産するケースもあるようです。
 
10,000人もの韓国人コミュニティを抱えるBaguioバギオ)では、夏休みになると多くの韓国人が、英会話学校に留学してきます。今後、産業として継続していくためにも、規制措置は受け入れざるを得ないようです。
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2011年1月15日付のブログ「フィリピンで語学研修中の韓国人小学生が抑留された事件」の背景になったのは、韓国人が経営する英語学校が、留学中の韓国人小学生が取得するべきStudent Study Permit (SSP学業許可証)を申請していなかったからです。

Inquirerの記事によると、The Bureau of Immigration (BI)の発表では、2011年1月の3週間でのSSPの取得者数が1,480名に急増したそうです。前年の2010年第1四半期のSSPの取得者数が、僅か1,460名だったの比べると雲泥の違いです。韓国人留学生を多く抱える英語学校が、事件を受け取得に急いだのでしょう。

Inquirer
More Koreans apply for study permits after BI crackdown

SSPの取得者数の増加に伴い、BIの手続き収入も増加しています。1名当たり4,740ペソの費用がかかるSSPにより、BI収入は、2011年1月1~21日で7.02百万ペソになりました。(2010年10月~12月でP6.94 百万ペソ)今後BIは、SSP収入を確実にするため、不正行為を行う英語学校の摘発に注力するはずですが、それでも不正は簡単には無くならないでしょう。

なお、この事件の告発者となったCaviteにある英語学校Nazareth Institute in Alfonsoの経営者Sandra Cam氏のよると、Davaoなどには、何の資格もない先生を雇って教えさせる英語学校はあるそうです。ただ、この事件が、韓国からの留学生に影響を及ぼすことはないとの見解です。

“There’s no crackdown against South Korean students, only those without SSPs.”


Nazareth Institute in Alfonso
Nazareth Institute in Alfonso
カンボジアのプノンペンで開催されたASEAN Tourism Forum (ATF 2011) において、フィリピンのDepartment of Tourism(観光省)のInternational Tourism Promotionsを担当するBenito C. Bengzon, Jr.氏のインタビューがASIA Travel Tips.comにより収録されたので紹介します。

ASIA Travel Tips.com
Philippines Aiming for 6.3m Visitor Arrivals by 2016

2010年1~11月のフィリピン訪問者数は、過去30年間最高の3.126百万人に到達、国別訪問者のトップは韓国人の659,397人だったそうです。2016年までに訪問者数の倍増を目標とするフィリピンは、ESL(English as a Second Language) プログラムにも、注力していく計画です。

韓国KBS Worldの記事によると、フィリピンで語学研修中の韓国人小学生など110人あまりが、フィリピン移民局に旅券を押収され、事実上抑留されているそうです。

KBS World
語学研修中の韓国人小学生 フィリピンで抑留

外交通商部によりますと、旅券を押収されたのは冬休みを利用してマニラ近郊の語学学校で研修を受けていた小中学生で、フィリピン政府が発行する学業許可証を持っていませんでした。
子どもたちは語学学校に200万ウォンから300万ウォン程度の研修費を支払っていましたが、学業許可証を申請しなければならない語学学校が学業許可証発行に必要な手数料をフィリピン移民局に支払わなかったということです。


この問題は、Inquirer.netやPhilstar.comなどのフィリピンのメディアでも取り上げられています。

Inquirer.net
70 Korean minors sans study permits, 7 adults to be deported—Immigration

Philstar.com
P300 million take at immigration

Fantasy World Theme Parks, Amusement and Recreation Club, Inc.

ただ、この問題は、単に韓国人とフィリピン人が共同運営している語学学校(Amusement and Recreation Club, Inc.が運営するFantasy World Theme Parks内にある学校)が、必要なStudent Study Permit (SSP学業許可証)を韓国人小学生のために申請していなかっただけでは有りません。

Philstar.comの記事では、フィリピンの入国管理局が、15歳未満の未成年者が、親の付き添い無しにフィリピンへ渡航する場合に提出が必要な書類「扶養・保証の同意宣誓供述書」を求めず、その代わりに賄賂を要求したという話が紹介されています。

この必要な書類「扶養・保証の同意宣誓供述書(Affidavit of Support and Guarantee with Consent)」とは、各国のフィリピン大使館に、渡航の事前に、申請し、認証を受けるものです。その認証に係る費用(日本だと認証料金が3,250円、照合料金が3,250円)や手間を考えたら、賄賂の方が手っ取り早いという暗黙の了解があったのかもしれません。

フィリピン共和国大使館
フィリピン共和国大使館
「扶養・保証の同意宣誓供述書」の認証のガイドライン

とにかく子供達がかわいそうですので、早く解決して欲しいです。
2006年の頃、フィリピンで、韓国人が経営する英語学校が500校以上有ると聞いたことがありました。でも、Manila Standard Todayの記事から推測しても、500校という数字は多過ぎのようです。

Manila Standard Today
Koreans keen on job visa

フィリピンのImmigration bureauのコミッショナーMarcelino Libanan氏によると、フィリピン滞在のための特別ビザSpecial Visa for Employment Generation (SVEG)を得ている韓国人128名中、112名が英語学校に投資しているそうです。フィリピンに滞在する韓国人は約6万人、その殆どが観光ビザで入国、3ヶ月ごとに延長して行きます。2008年11月17日の大統領令により、2009年4月より特別ビザSVEGの発行を開始、2010年3月末現在、特別ビザを得ている外国人数は485名ですので、韓国人の存在がいかに大きいのか分かります。

英語学校は、主にMetro Manila、Baguio City、Cebu City、Davao Cityで開校しており、最低資本金には5百万ペソが必要です。投資を前提とする特別ビザには、投資する会社が10名以上のフルタイムの従業員を雇用することも求められています。SVEG One-Stop Shop Center (SVEG-OSSC)の弁護士Cris Villalobos氏によると、特別ビザSVEGの発行により3万人の雇用が創出されたそうです。
ジャピーノという言葉をご存知でしょうか?知らない方は、Jinkawikiに掲載された説明をご覧下さい。

フィリピン人女性と日本人男性との間に生まれた日比混血児(JFCジャパニーズフィリピーノチルドレン)は、フィリピンに約10万人いると言われ、現在でも毎年約八千組の日本人男性とフィリピン人妻の婚姻件数がある。


Jinkawiki
ジャピーノ

私自身、フィリピン人と付き合う上で、第二次世界大戦時における日本軍による占領よりも、より新しい問題であるジャピーノの事実を、強く認識しています。

そのジャピーノの問題と重なるのが、フィリピン人女性と韓国人男性との間に生まれた韓国比混血児Kopinosコピーノ)の存在です。Kopinosの存在は、The Korean Timesの記事で初めて知りました。

The Korean Times
'Kopinos' Search for Korean Dads

そのKopinosの支援を目的に、2006年にSon Bum-sik氏がQuezon Cityに設立したNGO組織Kopino Children Association (KCA)が有ります。Son Bum-sik氏によると、Kopinosは国内に10,000人以上いるそうです。

Kopino Children Association 
Kopino Children Association

Kopinos が生まれてきたのは、韓国のフィリピンにおける経済活動が盛んになり、渡航者が増加したことに原因があります。2008年、韓国からフィリピンへ渡航した人数は611,000人と、国別訪問者数でトップです。加えて、フィリピンに暮らす韓国人は、115,400人もいます。

日本では、2008年12月、未婚の日本人男性と外国人女性の間に生まれた子について、父親が認知すれば国籍を取得できるようにする改正国籍法が成立し、ジャピーノの日本国籍取得にようやく道が開かれました。韓国では、婚姻外で生まれた子供の国籍取得は認められていないそうで、今後の問題して顕在化してくるでしょう。
韓国の英会話学校Avalon English+が、フィリピンに子会社を設けて、英語が母国語でない人向けに、英会話と英作文のeラーニングサービスを提供するという記事が、Inquirer.netにありました。

Inquirer.net
Korean school invests P100M in RP subsidiary

Avalon English+ 
Avalon English+

Avalon English+のホームページを見ると、K-12向けの英会話を中心にした学習プログラムを提供しており、海外への留学斡旋事業も行っています。5万人の生徒を抱える Avalon English+が、フィリピンに子会社Ubiquitous English Network of Avalon International Inc. (U-Enai) を設けた理由は、U-EnaiのCEOのRichard Hong氏によれば、フィリピンで採用する英語教師にあります。

U-Enai believes the Philippines is the core stronghold for its expansion to the global market. Its highly competent English teachers and technically skilled workforce, favorable economic environment and business-friendly government policies have been the cornerstones of our decision to make the Philippines our global base.”

U-Enai 
Ubiquitous English Network of Avalon International Inc.

U-Enaiは、フィリピン人を含め、英語が母国語でない人向けにサービス提供を目指していますが、U-Enaiのホームページを見ると、まだWriting Program(英作文プログラム)しか稼動していません。もうすぐ1 on 1 Program(マンツーマン英会話プログラム)も始まるでしょう。

多くの韓国人がESL(English as a Second Language、第二言語としての英語)を学ぶため、飛行機で4時間のフィリピンへ留学しています。どれくらいの人数が留学しているのか、The Korean Timesの記事から紹介します。

The Korean Times
Koreans Flock to the Philippines to Learn English

外国人がフィリピンの学校に入学する場合、Philippine Bureau of Immigration(フィリピン移民局) からSpecial Study Permit (SSP) 或いはStudent Visaを取得する必要があります。SSP は1年未満の期間、学校で勉強する人が取得するものであり、Student Visaはそれ以上の期間、学校で勉強する人が必要です。ESLのクラスを受講する韓国人の多くは、行った先の学校でSSPを取得しています。

Philippine Bureau of Immigration 
Philippine Bureau of Immigration

Philippine Bureau of Immigrationのデータによると、SSPを取得した韓国人の人数は2004年から2008年にかけて500%増加、延べ人数は102,134人だそうです。

2004年 5,877人
2005年 17,904人
2006年 21,876人
2007年 27,322人
2008年 29,155人

一方、2004年から2008年にかけてStudent Visaを取得した延べ人数は13,937人です。

過去5年間で増加著しい韓国人に対応するため、より多くの教育機関がESLクラスの設置に取り組んでいます。

2008年10月5日付のブログ「De La Salle University Manila(デ・ラ・サール大学マニラ校)」で取り上げた、フィリピンの名門私立大学De La Salle University(デ・ラ・サール大学)の場合、ESLクラスはCenter for Language Learning (CeLL)が提供しており、3週間サイクルでESLクラスを年中設けています。

De La Salle University 
De La Salle University 

私もお会いしたことがありますが、CeLLの責任者であるLeonisa Mojica博士によると、2008年にCeLLで学んだ韓国人は515人だったそうです。2009年1月~8月は184人だそうで、世界不況や韓国ウォン安の影響が出ているようです。ESLクラスの利用者の殆どが大学生であり、CeLLで学ぶ期間は2~3ヶ月、2~3の英語クラスを取るそうです。

ESLクラスを設ける教育機関が増え、2008年にフィリピンを訪れた韓国人は611,629人、米国人578,246人を越えています。そのため、政府機関Department of Tourism (DOT、観光省)も、英語学習を観光産業の一つとして、売り込み始めています。2009年3月にはソウルで開催されたKorea Student Fair 2009に、DOTが教育機関の共同で出展しました。

Department of Tourism 
Department of Tourism

このような多くの韓国人学生の流入に対して、ESLクラスを運営するだけのノウハウがなく、能力や経験の無い講師を採用している教育機関も数多く生まれています。どの学校が良くどの学校が悪いのか峻別するだけの情報も、まだまだ少ないですのが現状です。
[De La Salle University(デ・ラ・サール大学)のESLクラス ]の続きを読む
2009年2月4日のブログ「ウォン安の影響(2) 」で取り上げたフィリピンのセブ島Cebu Island)を、英語学習の拠点とする動きが地元政府と韓国資本により加速しています。

フィリピンのセブ島Cebu Island)は、フィリピン中部のヴィサヤ諸島にある島で、日本人にも知れた観光地です。マニラ首都圏に次ぐ大都市圏であり、マクタン・セブ国際空港があるため、毎年多くの韓国人が訪れます。

フィリピンの新聞社Sun.Starの記事によると、セブ島を英語学習の拠点にする計画は、Cebu Hub of English Language Excellence Projectの一部です。この計画は、セブ島の地元政府、教育機関、国の行政機関が推進しており、計画の実施主体は、Cebu Educational Development Foundation for Information Technology(CEDF-IT)です。

Sun.Star Cebu
Road map for ESL industry

Cedf-IT
Cebu Educational Development Foundation for Information Technology

雑誌Asian EFL (English as a Foreign Language) JournalのCEOの Paul Robertson氏は、世界でESL(English as a Second Language、第二言語としての英語)の流れが止まらない中、英語学習の拠点作りはフィリピンとして必要だそうです。

“If we don’t start the project now, other countries will do it, like India and China.” “Cebu should not concentrate its English learning and teaching facilities on Korean students but also on other nationalities, especially the Chinese.”


Asian EFL Journal
Asian EFL Journal

このAsian EFL Journalは、Time Taylor International Ltdが出版する雑誌です。Time Taylor International Ltdは、韓国でオーストラリア人が設立した会社だそうです。フィリピンのセブ島のESLのための教育機関は、この会社を含め、韓国資本が経営している学校がほとんです。地元と韓国の教育機関は利害が一致しており、今後は、韓国人以外の学生へセブ島を売る込む活動が増えそうです。

Time Taylor International Ltd
Time Taylor International Ltd

フィリピンのセブ島Cebu Island)は、フィリピン中部のヴィサヤ諸島にある島で、日本人にも知れた観光地です。マニラ首都圏に次ぐ大都市圏であり、マクタン・セブ国際空港もあるため、多くの韓国人も訪れます。そのセブ島に渡航する韓国人、特に学生の数が、2008年の世界金融危機が発生した以降、激減しているそうです。

CebuOnlineNews.com
Number of Korean students, investors in Cebu dropped

CebuOnlineNews.comの記事では、韓国の名誉総領事のAugusto Go氏が、その原因をウォン安だとし、2009年は更に学生の数は落ち込むだろうと予想しています。セブ島にある韓国人向けの16の英語学校の経営者も、危機感を持っています。なおAugusto Go氏は、University of Cebuを経営しています。

“The Korean Won has depreciated because of the crisis and Koreans are having second thoughts of sending their children to the country to study English.”

University of Cebu
University of Cebu

同時に、韓国からの新たな投資案件は無い状況です。

“Korean investors are suffering and there has been no intention to invest in Cebu. It’s really hurting.”


Augusto Go氏の中で面白いのは、学生を送り出す親が、セブでは韓国人学生が毎晩パーティーに繰り出しているというニュースに敏感になっているという指摘です。何処でも、人が集まれば、英語の勉強など関心の無い学生もいるでしょう。
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