:::English Ninja:::フィリピンに英会話留学する前に

「フィリピンに英会話留学する前に」は、とにかく少ない予算で、フィリピンの英会話学校で勉強をしたいという人向けに、留学前に知っていたら有益だと思うことをまとめたブログです。

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これまで、フィリピンにおける韓国人の英語学習について取り上げてきましたが、今日は韓国におけるフィリピン人英語教師についてです。

Chinaview.comという中国の英字インターネット新聞によると、在韓国フィリピン大使Luis Cruz氏が、韓国移民局のコミッショナーChoo Kyu-ho氏に、フィリピン人英語教師の入国に関して、法律の改正の可能性を検討するよう依頼したそうです。

Chinaview.com
South Korea urged to accept Filipino English teachers

現在の韓国の法律では、「ネイティブ」と称する英語を母国語として話す国、例えばアメリカ合衆国、英国、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、アイルランド、南アフリカの出身者しか、英語教師になれないそうです。Choo Kyu-ho氏は、公立学校でもっと英語教師が必要なことから、この法律の適用国の範囲を広げることも検討すると回答したそうです。

前の在韓国フィリピン大使Susan Castrence氏も、現在、多くの韓国人学生が英語の勉強のためフィリピンを訪問している事実を踏まえ、この法律の異様な点を指摘しています。

“Even the native-speaking United States gets teachers from the Philippines and why not Korea? You will be solving the dearth of English teachers with Filipino teachers,” she said.


Susan Castrence氏いわく、2007年、アメリカ合衆国では、1,312名のフィリピン人が英語或いは他の科目を、英語を使ってアメリカ人に教えているのです。 アメリカ合衆国の母国語である英語を、フィリピン出身の教師が教えるというのは興味深いです。背景には、アメリカ合衆国の公立学校の教師の給料が安いということがあります。アメリカ人が公立学校の教師に成りたがらないので、フィリピン人が教えているのです。

韓国のこの法律に対して、フィリピン以外の「非ネイティブ」と称する英語を母国語として話さない国、例えばパキスタン、シンガポールが、労働ビザ発給に対して差別的な取り扱いをされていると非難しているそうです。韓国では、これらの国々の他、ケニア、マレーシア、インドといった国が、英語を教えることが出来ない国として、定められています。日本の法律はどうなっているのか?そのうち確認します。

むしろ気になるのは、日本では、英会話を勉強するなら「ネイティブ」から学ばないと駄目のように、色々な英会話学校や学習教材のPRで、繰り返し言われている点です。

でも、それって本当なのでしょうか?世界中の人が英語を喋るこの時代、「ネイティブ」の英語はいつの間にか少数派になっています。アメリカ合衆国、英国、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、アイルランド、南アフリカの人口を足すと、4億5,022万人しかいません。一方、世界では英語を公用語として使う人数は13億人、加えて英語を学習している人数は20億人いると言われています。

アメリカ合衆国 2億8,142万人(2000年の国税調査に基づく50州)
英国(グレートブリテン及び北アイルランド連合王国) 6,059万人(2006年)
カナダ 約3,161万人(2006年国勢調査)
オーストラリア連邦  2063万人(2006年4月)
ニュージーランド 423万人(2007年6月末、NZ統計局)
アイルランド 約434万人(2007年アイルランド中央統計局)
南アフリカ共和国  4,740万人(2006年:世銀)
計  4億5,022万人 (出所:外務省ホームページ)


外務省

フィリピン人が話す英語は、「非ネイティブ」英語ですが、文法面では正しく、発音面においてはアメリカの影響を受けているため、イントネーションがアメリカ英語に近いと思います。彼らがアメリカ人と会話しても、意志伝達上の問題は、ほぼ無いようです。

大事なのは、「ネイティブ英語」なのか、「非ネイティブ英語」なのかではなく、「誰もが理解できる正しい英語」なのか、「一部の人しか理解できない正しいない英語」(例えば、ブロークンイングリッシュジャパニーズイングリッシュ)なのかではないでしょうか?
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